ピティナ・ピアノコンペティション

福田靖子賞選考会

推薦者よりメッセージ

過去の福田靖子賞選考会入選者(公益財団法人福田靖子賞基金奨学生)とご指導の先生、過去に審査やマスタークラスにいらしてくださった海外の先生方より、福田靖子賞選考会に応募を検討される皆様へ、推薦メッセージをいただきました。

<奨学生から>

森本隼太さん(第8回福田靖子賞選考会第1位、現在中学2年)

僕の夢はいつかピアニストになって世界中で演奏をすることです。渡航費助成を受け、海外の先生方のレッスンを受講してみたいと思ったことがきっかけで、福田靖子賞選考会に応募しました。
選考会では今までにない緊張感の中、通訳はありましたが初めて英語でのレッスンを受けました。助言をいただいた内容を理解して最大限に表現しようと僕なりに一生懸命考えて練習し、審査会ではできることを精一杯出し切って演奏しました。僕にとってこの選考会はとても充実し貴重な時間となりました。

福田靖子賞をいただいてからは、マスタークラスに参加し、世界中の素晴らしい教授陣やピアニストの先生方のレッスンを受けています。他の受講生のレッスンも聴講できるのでとても勉強になります。また、ハワイのアロハ国際ピアノフェスティバルにも参加させていただき、沢山の学びがありました。ハワイでの経験や地元の方との交流は、僕にとって一生の宝物となりました。

きめ細かいサポートの中、たくさんの体験の場を与えていただけるのは、ピアニストを目指す僕たちにとって最高の環境です。福田靖子賞選考会に参加できて本当に良かったと感謝の気持ちでいっぱいです。これからも前向きにチャレンジし、大好きなピアノを通して音楽を楽しみ、夢が現実になるように突き進んでいきたいです。

村上智則さん(第8回福田靖子賞選考会第3位、東京芸術大学在学中)

私が福田靖子賞選考会に参加させていただいたのは高校3年生のときでした。当時私は、海外の先生方のレッスンやマスタークラスを受けて、もっと深く音楽を勉強し、演奏を磨きたいと思っていました。そんな私にとって、福田靖子賞選考会は私が望んでいることが叶う場所でした。

選考会では、3人もの海外の一流の先生方の素晴らしいレッスンが受けられるだけでなく、参加者の方々と交流できたこともとても良い刺激になりました。レッスンを聴講したり、演奏を拝聴したりすることで、自分に足りない部分を見つけることができ、自分の演奏を見つめ直す良い機会となりました。同じ志を持つ同世代の方々との出会いは、私にとってかけがえのないものとなっています。

選考会後も、福田靖子賞基金から手厚くサポートしていただいています。選考会から約1年が経ちますが、これまでたくさんの海外の著名な先生方のマスタークラスを受講させていただきました。どのマスタークラスでも、毎回新しい発見があり、先生方から多くのことを学ぶことができ、大変勉強になっています。
この選考会を通して、たくさんの出会いがあり、そして自分の様々な視野を広げることができました。そのきっかけを作ってくださったこの選考会に心から感謝しています。

尾城杏奈さん(第6回福田靖子賞選考会入選、東京芸術大学在学中)

私が福田靖子選考会に参加したのは、高校1年生の時です。ピティナJr.G級の時に出会った大好きな先生の講習会にどうしても参加したくて行ったポーランドから2日前に帰ってきて、時差ボケとのたたかいの中、3人の先生の刺激的なレッスンを受け、受講生の方々の素晴らしいレッスンや演奏を聴いて 、夢のような充実していた日々だったことを思い出します。

福田靖子選考会は、3人もの世界的に著名なピアニストや先生からレッスンを受け、その後の選考会で演奏をさせていただけます。そのうえ、奨学金を頂け、その後もサポートしていただけます。当時は、ただただ無我夢中でしたが、今から考えるとなんて贅沢なことなのだろうと思います。

私は、その後もずっとマスタークラスを受けさせて頂き、お世話になっています。はじめはマスタークラスは苦手でしたが、素晴らしい海外からの先生のレッスンを受けさせていただくことにより、その曲に少し自信が持てたり、少しずつ音楽の幅が広がってきて、一歩一歩ではありますが音楽への扉を開いているように思います。将来的には、留学したいと考えていますが、まだその準備段階の私には、マスタークラスは、とても貴重な機会です。

このように福田靖子賞の奨学生になれたお陰で、色々な先生方やスタッフの方に、ずっと温かく厳しく見守って頂いています。このような愛情溢れる素晴らしい環境でお勉強させていただける機会を頂きました福田靖子選考会は、私が、音楽の勉強を続けていく大切な節目であり出会いであったと大変感謝しております。

<指導者から>

関本昌平先生(正会員。岐阜県岐阜市)

奨学金というものを皆さんどのようにお考えでしょうか。ピアノでなくとも、何かを極めるためには多大なお金がかかりますので、奨学金による経済的な援助は本当にありがたいものだと思います。しかし、この福田靖子賞はただの経済的な援助という単純なものではありません。

まずエントリーして書類審査が通ると、選考会で、素晴らしいマスタークラスに加えて、演奏を披露し先生方からアドバイスをいただける機会があります。また、同世代の同じ志を持つ仲間の演奏や交流から、多くの刺激を受けるでしょう。例えば、生徒の森本隼太くんは、福田靖子賞入賞後からとてつもない成長をしています。それは、渡航費援助による初めての海外経験、またその後に事務局で継続的に開催されている海外教授マスタークラスでのハイレベルなレッスンの受講、さらに、そのレッスンを聴講して学ぶことで興味の幅が広がり、勉強の仕方が変化してきたことがかなり大きい要因だと思っています。第1位受賞直後はただ、入賞したこと、奨学金を手にしたことを喜びましたが、2年経ってみて、福田靖子賞の継続的な支援の素晴らしさを実感しています。

また福田靖子賞基金や隣接するピティナの事務局には、音楽教育の本質を見抜いている素晴らしいスタッフがいます。例えば、事務局長の加藤哲礼さんは、マスタークラスのお世話はもちろんですが、選曲や国際コンクールやセミナーの情報などにも精通しており、これらの準備に関することも指導してくださいます。また、困った時は親身に相談に乗ってくださり、何年か先を見据えた真のアドバイスをいただくことができます。ピアノは、どうしても独りよがりになりがちな楽器ですが、外部での交流や刺激が継続的にあることによって、自身の意識がガラッと変わっていくことが、この福田靖子賞の一番の素晴らしさだと思います。

ぜひみなさんにご応募いただき、日本から真の意味で音楽を勉強している素晴らしいピアニストが育っていくことを願っています。

大谷圭子先生(正会員、北海道北見市)

生徒の桂田康紀君が前回の福田靖子賞選考会に参加させていただき、その後は奨学生としてマスタークラスのレッスンを受講したり、多くのサポートを受けてエッパン国際ジュニアピアノアカデミー(イタリア)という初めての海外の場に挑戦させていただいたりしたことは、ピアノを通して広い世界を感じる素晴らしい経験になり、彼の新しい扉を開く貴重な機会となりました。
これからも、この福田靖子賞選考会が若いピアニストの皆さんが世界に繋がる一歩となりますことを願っております。

<海外招へい教授・過去の審査員の推薦メッセージ>

ロナン・オホラ先生(英ギルドホール音楽演劇学校ピアノ科主任教授/第6回福田靖子賞選考会審査員、フォローアップレッスン講師11回)

福田靖子賞選考会は、才能ある若き日本のピアニストの皆さんにとって素晴らしい機会です。福田靖子賞では、演奏機会という大切な経験と、国際的に著名な指導者によるマスタークラスの機会の両方が与えられ、その後も数多くの支援が受けられますが、若いピアニストたちに対してここまでのサポートが提供される場所を私は世界中で他に知りません。この選考会を心から推薦いたします。

ヘンリ・シーグフリードソン先生(エッセン・フォルクヴァング芸術大学教授/第8回福田靖子賞選考会審査員、フォローアップレッスン講師2回)

1年と少し前、ピティナ・ピアノコンペティション及び福田靖子賞選考会の審査員としてお招きいただきましたが、そこで私は、かつて経験したことがないような熱狂と情熱と完璧な運営を目の当たりにしました。どの方も、ピアノ音楽をよくご存じで、深く愛し、若い音楽家たちのキャリアをサポートしたいと願っていました。世界的に見てもユニークな組織であり、皆がお手本にすべきものでしょう。福田靖子賞基金やピティナを通じて、若く才能ある日本のピアニストの皆さんをサポートする機会があるのをとても光栄に思っております。