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演奏上の注意(2024年度)
以下の演奏上の注意をよく読み、指示のとおりに演奏してください。
また、申込書に記載された曲目と異なる曲目を演奏した場合には失格となるので、十分にご注意ください。
ソロ部門 A2級~F級
- 演奏はすべて暗譜で行ってください。
- 楽譜の繰り返し記号は、すべて省略してください。1番括弧、2番括弧などがある場合には、1番括弧は省略し2番括弧へ飛んでください。ただし、ダ・カーポ、ダル・セーニョがある場合は、楽譜通りです。その他の例外は、「課題曲」の個別の作品の欄をご覧ください。
- 審査時間には、入退場、補助ペダル、足台等のセッティングの時間も含まれますので速やかに行ってください。なお、C級以上では、運営上の都合により審査員の判断で演奏の一部をカットし、次の曲へ移るように指示が入る場合がありますが、採点には一切の影響がありません。またカットが入るタイミングは、曲の組み合わせなどにより各個人で異なります。
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選曲方法と演奏する曲順は以下の通りです。
◎地区予選(2曲)
- (a)バロックスタイルまたはクラシックスタイルまたはロマンスタイルのうちの1曲
- (b)近現代スタイルの1曲
選択した2期の課題曲を時代順に演奏。
◎地区本選(2曲)
地区予選で演奏しなかった2つのスタイルから1曲ずつ選択し、時代順に演奏。
- F級は課題曲の中から予選と本選の合計4曲で15分以上25分以内(曲間を含め、1曲目の開始音から4曲目の終了音まで)となるよう選曲すること
◎全国大会
◆A2級:入賞者記念コンサート
曲目は自由(予選・本選で弾いた曲でも可)。
演奏時間2分以内(セッティングの時間は含まない)で選曲してください。◆A1,B級
地区予選・地区本選で演奏した4曲を時代順に演奏。
- (a)バロックスタイル
- (b)クラシックスタイル
- (c)ロマンスタイル
- (d)近現代スタイル
◆C,D,E,F級
地区予選・地区本選で演奏した4曲を任意の曲順で演奏。
- (1)(4)の指示に従わなかった場合は、失格・減点となることがあります。
デュオ部門 連弾初級~上級
- 演奏は楽譜を見て行ってもかまいません。ただし、譜めくりが必要な場合は、参加者が手配してください。
- 楽譜の繰り返し記号は、すべて省略してください。1番括弧、2番括弧などがある場合には、1番括弧は省略し2番括弧へ飛んでください。ただし、ダ・カーポ、ダル・セーニョがある場合は、楽譜通りです。その他の例外は、「課題曲」の個別の作品の欄をご覧ください。
- 演奏時間については、級によって規定の審査時間が設けられています。これは、補助ペダル・足台等のセッティングの時間も含みますので、これらの器具を利用される方は、速やかに設置してください。なお、運営上の都合により、規定時間内であっても審査員長の判断で演奏の一部をカットすることがありますが、採点には影響がありません。
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選曲方法と演奏する曲順は以下の通りです。
◎地区予選・本選
◆連弾初級A
地区予選:課題曲の中から1曲を選択して演奏。
地区本選:課題曲のうち予選で演奏しなかった曲から1曲を選択して演奏。◆連弾初級B・初級C・中級A・B・上級
地区予選:予選用課題曲より1曲を選択して演奏。
地区本選:本選用課題曲より1曲を選択して演奏。◎全国大会
◆全級
地区予選・地区本選で演奏した2曲を任意の曲順で演奏。
- (4)の指示に従わなかった場合は、失格・減点となることがあります。
グランミューズ部門
ソロ部門 Jr.G級、G級、Pre特級、特級
課題曲の特徴・選定にあたって
課題曲の選定にあたって
ピティナ・ピアノコンペティションの課題曲は次の点に留意したうえで選定されています。
- A2 ~ C級の基礎音楽教育期には、音楽の美しさ、リズムの楽しさを味わいつつ、様式感の違う多くの作品に触れ、子どもたちが意欲的に学べる方向付けができるように選定している。
- できるだけ多くの子どもが自分に合ったものを選曲しやすくするために、同一級の中でも難易度の差、カラーの違った曲を組み合わせている。
- レパートリーや知識を広げていただく機会として、一般にあまり知られていない作品の再発掘や邦人作品を積極的に課題曲として採用している。(ただし、楽譜の入手に困難が生じることがないように留意している。)
- A2級および連弾初級Aの課題曲は、参加者年齢を考慮した教育的理由からペダルを使用しない前提で作品が選定されている。ペダルを使用するかどうかは直接審査には影響しないが、課題曲選定委員会ではペダルを使用せずに演奏することを推奨する。
課題曲の「版」「出典」について
課題曲として提示する「版」「出典」については以下の方針に基づいて選定されています。
- 課題曲の「版」「出典」は、子どもの心身の発達のレベルに合うもの、楽譜が一般的に流通しており入手が比較的容易であることを考慮して例示されているが、これらはあくまで参考であり、特定の「版」「出典」に限定するものではない。(ただし、一部の課題については楽譜を指定している場合がある)
- バロック・クラシック期の課題について、子どもたちが毎日触れる楽譜として、必ずしも原典版が最善という考えにとらわれることなく、音符の大きさが子どもの目に優しく、表題や挿絵からのイメージを抱かせる校訂版の魅力も、大いに活用されてよいと考える。
- デュナーミク、アーティキュレーション、フレージングに関しては、「版」によって見解の違いがあるため、複数の楽譜を参考にされることは、曲の解釈やイメージの抱き方に大きなメリットになると考える。提示された「版」の楽譜に指定されたものと異なった演奏であっても、審査に直接影響するものではないが、音楽の様式にそぐわない非音楽的な演奏に関しては、この限りではない。