ピティナ・ピアノコンペティション

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コンペと提携コンクールの循環活用

コンペと提携コンクールの循環活用

まもなく、今年度のピティナ・ピアノコンペティション課題曲が発表となり、いよいよコンペシーズンの幕開けです。一方で、ピティナ提携コンクールの日本バッハコンクールは、つい先日、全国大会を終えたばかり。コンペ、提携コンクールと、年間に様々なコンクールが実施されていますが、毎年、それら複数のコンクールを循環的に活用されていらっしゃる先生の声を紹介いたします。
また、これから4期の課題曲を学ぶコンペの準備におすすめの、eラーニングコンテンツもご紹介。
これからコンペに向けてのモチベーションアップ、学習の準備にお役立てください。


コンクールで「感激」を体験し、自発的な成長へ
加藤知子先生(指導会員・埼玉県)
加藤知子先生

私の教室では、初めてコンクールに参加する生徒は、課題曲が1曲で比較的取り組みやすい、ブルグミュラーコンクールから挑戦する場合が多いです。特に昨年は、「初参加限定地区」が設けられていたので、初めてでもチャレンジしやすく、多くの生徒が参加しました。実際にコンクール会場で弾くと、「なんて素敵な音!」と、 ホールに響く音に、子ども達は目を輝かせています 。その素敵な体験をした子ども自身からは、「もっと出たい!」という意欲が生まれ、バッハコンクールやコンペにも挑戦してみたいというモチベーションに繋がってくるように思います。

コンペは4曲の課題曲に一斉に取り組むので、1曲だけのコンクールと比べると、ハードルは上がりますが、特にバッハコンクールを経験していると、 バッハやバロック期の作品にじっくりと取り組んだ経験 が活きてきます。バロックは、小さな子どもが理解するのには時間がかかると感じますが、バロックの曲を理解したところからコンペの課題曲に出発できるので、4曲への取り組みがスムーズになりますね。

毎年、コンクールに取り組むことで、練習量が増え、耳が育つことで練習の質が上がり、他人との比較ではなく、その子がどれだけ成長したのか、という 成長度合いを確認する機会 となります。コンクールは結果だけではなく、「素敵な音!」という感激できる体験を大切に、成長を楽しめるステージだと思っています。

バッハコンクールでバロックをじっくり習得し、コンペへ
眞﨑愛子先生(指導会員・福岡県)
眞﨑愛子先生

ブルグミュラーコンクールやバッハコンクールをコンペとあわせて活用することにより、初めての生徒にとっては コンペへの足掛かり として、また初めてでない生徒にとっても、コンペ課題曲の練習にも活かせるように思っています。

バロックは、タッチ感や奏法、耳の使い方など、他のスタイルに比べて、習得に時間がかかりがちです。レッスンの時に表現に対するイメージにつながる話しを私が物語などにして、お話をしながら生徒にアプローチすることが多いのですが、 理解、定着には、生徒が表現したい事とその曲の理解を擦り合わせていく事 に時間が要ります。それをバッハコンクールに参加することで、じっくりと取り組んでおけると、コンペのバロック課題曲を弾く時に、生徒自身が「たぶんこのタッチかな」という状態から入れるので、すごく楽になります。また、高学年の子は、バッハコンクールで弾いた課題曲を、インベンションや平均律など選択の課題曲として、そのまま翌年のコンペで弾ける場合もありますので、他の3曲の練習により集中できるという利点もあります。

コンクールはリスクもありますが、得るものがそれ以上に大きいと思います。発表会プログラムのプロフィール欄に、ステージ記録を掲載しているのですが、それを見て他の生徒も「コンクールに出ている人は上手だな」と、自分もコンクールへの挑戦を考えるようになるようです。やはり、コンクールに出ると、曲の仕上げ方を知っているので、 演奏により一層磨き がかかります。いつか、ピアノ教室を卒業するときに、少しでも磨きをかけて成長していて欲しい。その願いを後押ししてくれるのが、コンクールに参加する経験だと思っています。

適切な目標設定と準備で、次へのモチベーションをアップする
戸川みなみ先生(指導会員・鹿児島県)
戸川みなみ先生

コンペの他、ブルグミュラーコンクールやバッハコンクールなど、年間に複数のコンクールに参加するにあたって、次への目標設定は、 「前の(その時点で取り組み中の)コンクールが終わるまで」に決める というのを意識しています。そうすると、コンクールの結果が出るときには、次の目標や次に出るコンクールが決まっている状態なので、コンクールの結果に必要以上に左右されず、「さぁ、次に向けて頑張ろう!」と気持ちを切り替えやすくなります。

コンペに向けては、課題曲が発表される前、昨年の内から年始には今年の参加を決めて、元旦の初詣で、今年のコンペでの自分の目標を心に誓っている生徒もいます。コンペへの参加を決めてから課題曲が発表されるまでの間には、その生徒のレベルに合わせて、例えばブルグミュラー25の練習曲や、ソナチネの第1楽章ばかりを10曲ぐらいずつ練習して、ロマンやクラシックなどの スタイルに慣れ、練習のペースを上げる ようにしています。そうすることで、アイドリング状態になり、実際に課題曲が発表されてからの取り組みのスピードが速く、コンクールへのモチベーションも高まるように思います。また、バッハコンクールへの参加は、バロックの様式をつかむために効果を感じており、例えば、映像などを活用して歴史を学んだり、ピアノ以外の楽器を聴いたりしながら、バロックの知識と感覚を磨くのに、とても良い機会ですね。

コンクールには結果が付きものですが、生徒に常々声をかけていることは、「その結果は、どのような結果でも自分にとってベストなものだよ」ということ。毎年、スパイラルのように複数のコンクールに参加することは、 結果をありのままに受け止め、次に向かってまた頑張れるという精神面での成長 にもつながっています。


eラーニングコンテンツ
コンペの4期スタイル学習におすすめ!
この春公開予定のeラーニングコンテンツ
◎ 四期を学ぶ
まずはここから!課題曲説明会

毎年3月1日・2日に開催される大人気講座。ソロ部門では四期の課題曲をスタイル別に解説、デュオ部門では連弾で必要な技術についても解説いただいています。
eラーニングでは3月9日より配信スタート!コンペティションの始まりはこちらから。

▼ 詳細・お申し込み ▼課題曲説明会
◎ バッハコンクールに参加された方は

たくさん練習したバロック作品。ピティナ・ピアノコンペティションを、バッハの作品についてより深く学ぶ機会にしてみませんか?

J.S.バッハの演奏と解釈を学ぶ新シリーズ フランス組曲 徹底解剖 Vol.2<第1番&第4番>
顔写真

講師:クラウディオ・ソアレス先生
3/11(金)東京会場/オンラインセミナー

  • 3月下旬eラーニング配信予定
Vol.1<第1番&第5番>の視聴はこちら
J.S.バッハ「平均律」と「シンフォニア」
顔写真

講師:山田剛史先生

  • 4月上旬eラーニング配信予定

課題曲説明会では取りあげ切れなかった、J.S.バッハの「平均律」「シンフォニア」についてeラーニング撮りおろしコンテンツとして配信を予定。さらに深くバッハを学ぶ、はじめの一歩に。

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課題曲学習のポータルサイト
「四期」を学ぶピアノコンクール 課題曲を通じて、音楽を学ぶ

ピティナ・ピアノコンペティションは、厳選された課題曲を通じて、学習者と指導者の皆様に幅広い学びの機会を提供し、誰もが一歩先へレベルアップできるよう、様々な学習機会をご用意しています。

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2021年度提携コンクールの記録

感染症対策のもと活動の再開や継続が求められた2021 年。提携コンクールは、開催数・申込数など様々な面で過去最高の数字となりました。

グラフ