ピティナ・ピアノコンペティション

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第42回コンペ作文コンテスト結果発表!-3- 準特選2作品

ピティナ・ピアノコンペティション作文コンテスト結果発表

2018年度コンペ作文コンテストの入賞作品を、毎週2作品ずつご紹介いたします。
今回は、準特選に選ばれた2作品を全文掲載します。 入賞作品の結果一覧はこちら

ピティナ・ピアノコンペティション作文コンテスト

作文:準特選

やっと出られたピティナコンクール
磯崎 円花 (栃木県・小学3年生・B級に参加)

 私がはじめてピティナに出ると決意したのは、去年。かだい曲が発表されてから、毎日一生けんめいれん習していたけれど、もうしこみに間に合わなくて、出ることができませんでした。今年はぜったい出る。そして、よせん通かすることが私の目ひょうでした。

 かだい曲を決めてから、よせんの二曲を中心にれん習を始めました。今までは、まい日一時間のれん習しかできなかったけど、休みの日には朝、昼、夕、夜と四回に分けて、三、四時間れん習ができるようになりました。それでも、レッスンの時には先生にたくさん注意されて、一音一音、音色やひびきのかくにんしながら、作曲者の気持ちを考えて、ひくという事を教えてもらいました。レッスンが終わった後は、家に帰ってレッスンのふく習。先生に言われなくても一回でひけるように何度もくりかえし部分れん習しました。それと同時に、私は手がやわらかくて、ゆびの第一かんせつが中に入ってしまうので、中に入らないように、そのれん習もしました。コンクールが近づくにつれて、だんだん曲が仕上がってくるうれしさと、きんちょうと、いろいろな思いがこみあげてきました。

 コンクール当日はグループ二十人中十九番目でした。さいしょは、たくさん聞けてよかったと思っていたけれど、みんなのえんそうを聞くたびにとてもきんちょうしてきてしまいました。いよいよ私の番。ミスタッチはなくひけたけど、ミスがこわくて、強弱もつけられず、自分らしさが出せずに終わってしまいました。とてもざんねんなえんそうでした。けっかは、しょうれい賞。本せんには行くことができず、とてもくやしかった思いと、初めてのピティナで賞をもらえた喜びがありました。すぐに先生に電話すると先生もとても喜んでくれました。

 よく日からは、本せんでひく予定だった二曲のれん習をはじめました。先生が、本せんの曲もきちんとひけるようになって、らい年のためにがんばろうと言ってくれたのです。発ぴょう会とちがって、ただノーミスでひくだけではなく、音のひびきや、ひょうげんする力など、一音一音こだわってれん習したコンクールは、私をとても成長させてくれました。らい年は、きんちょうも自分の力にかえて、いつもの力がはっきできるように、今までい上にれん習したいと思います。そして、かならずよせん通かして、全国を目指せるように、いろいろなテクニックをみにつけ、強い心をもってのぞみたいと思います。

努力のスペシャリストを目指して
秋池 総太 (埼玉県・小学4年生・B級に参加)

 ぼくは去年の冬に参加したコンクールで、演奏が止まり、弾きなおしをするという大きなミスをしてしまった。そんなことは、今までレッスンのときも本番も、一度もなかったことだ。もうどうしていいかわからなくなった。どこから弾きなおしたのかも覚えていないくらい頭がまっ白になってしまった。

 その時から、ぼくは人前で弾くときは、いつも演奏に失敗したらどうしよう、途中でわからなくなって止まるかも・・・。とばかり考えるようになっていた。上手な人のピアノをきくと、(ああ、あの人はきんちょうしないで上手に弾けていいな。)と思っていた時、レッスンで先生に
 「きんちょうはみんなするんだよ。いい演奏をきかせたいって思いがあるんだから。先生だって、きんちょうするよ。」
と言われた。ぼくの先生は演奏会もしているし、昔のリサイタルのビデオも見せていただいたこともあるが、堂々としていてきんちょうしているようには見えなかった。そして、レッスンの時に先生が話してくださった内容で特に印象にのこったのは良いきんちょうと悪いきんちょうがある。ということだ。

 ぼくの場合は、悪いきんちょうの方だ。よく見せたい。うまく弾きたい。そう思ってばかりで練習はきちんとやっていたのかをもう一度、考えようと思っていたときにピティナの参加要項についていた、学習ノートをみつけた。調べよう!曲についてというページがあった。ぼくがすぐに書きこめたのは、曲名と作曲家だけだった。自分が演奏する曲なのに知らないことが多くあり、ぼくは努力もしないで、上手に弾くことばかりを考えていたことに気づいた。今までも、弾きにくいところを練習したり、指の練習とかはやっていたが、悪いきんちょうをしないために、もっと曲や作曲家についても知り、自分のピアノに少しでも自信が持てるように、ぼくの不安な気持ちを良いきんちょうに変えられるようにしたいと思った。

 ぼくは、コンペの課題曲で、カバレフスキーの道化師を弾いた。学習ノートに記入のため調べると、運動会のBGMでよく流れるギャロップという曲がカバレフスキー作曲だと知った。少しの興味を持つだけで、カバレフスキーや近現代という時代について知しきが増えることがうれしくなり練習も楽しめた。でも、やっぱりコンペの本選ではものすごくきんちょうした。だけど、ぼく以外の人はきんちょうせずに上手に弾けていいな、うらやましいなぁとは思わなくなった。みんな曲についてよく知り、考え、たくさん努力しているはずだからだ。ぼくは今年のコンペを通して良いきんちょうは努力をすると味わえる達成感だと考えた。努力のスペシャリストを目指して来年のコンペでは最高の演奏をしたい。