ピティナ・ピアノコンペティション

ピティナ・ピアノコンペティション課題曲聴き比べ2025

コンペ課題曲聴き比べ
調律協賛:(株)河合楽器製作所

ピティナのコンペを経験してきた若手注目のピアニストたち、経験豊富なピアノデュオが、子供たちの級を中心とした課題曲を思い思いに熱演します。ひとつの曲に対して複数のピアニストの演奏を提示。(連弾等一部の曲では、一種類の演奏のみの場合もございます。)曲を知り、課題曲選曲のヒントとして、また、複数の演奏を聴くことで、自分の表現の可能性を探るヒントとして、ご活用ください。

  • 楽曲の曲想の理解を助け、解釈・演奏の参考例を提示するもので、これを模範とするものではありません。
ソロ部門
特級入賞者によるデモンストレーション
梅村 知世
片山 柊
北村 明日人
崎谷明弘
菅原望
鶴澤奏
デュオ部門
ピアノデュオドゥオール
(藤井隆史&白水芳枝)
瀬尾久仁&加藤真一郎
ピアノデュオ
Duo K&R
(川端慶子&柳瀬亮佑)
Piano Duo Sakamoto
(坂本彩&リサ)
ソロ部門:その他の演奏協力

2025年度は、協力各社の音楽大学出身の社員の皆様も課題曲の魅力を表現するデモ演奏を収録してくださいました!

宇高ほのかさん
株式会社河合楽器製作所/京都市立芸術大学卒
芝田奈々さん
株式会社ヤマハミュージックジャパン/桐朋学園大学大学院修
森谷瑞木さん
株式会社東音企画Wキャリア職員/国立音楽大学大学院修
A2級
バロックを聴き比べ

順々に/かっこう/練習曲 60番

クラシックを聴き比べ

げんきな こどもたち/おやつ/まりつき

ロマンを聴き比べ

くつやさん/マドロン/オランダのダンス

近現代を聴き比べ

真夜中のピクニック/のろし/おひるね/こねこのワルツ

A1級
バロックを聴き比べ

ヘンゼルとグレーテル/アリエッタ/スケルツァンド

クラシックを聴き比べ

夜の歌/メヌエット ヘ長調 KV.2/エコセーズ

ロマンを聴き比べ

スペインのフィエスタ/春が来た/ポルカ

  • 「春が来た」は各ピアニストの個人チャンネルへのリンクです
近現代を聴き比べ

牧童舞曲/闘牛士/おつきさまのはなし/ゆめみるうさぎ

  • 「牧童舞曲」は各ピアニストの個人チャンネルへのリンクです
B級
バロックを聴き比べ

ねむりの精/メヌエット/ミュゼット ニ長調 BWV Anh.126

  • 「ねむりの精」は各ピアニストの個人チャンネルへのリンクです
クラシックを聴き比べ

ソナチネ Op.34-1 第1楽章/アリエッタ第1番 変ホ長調/ソナチネ第6番 ヘ長調 第1楽章

ロマンを聴き比べ

ウィンナーワルツ/冬のおはなし/狩りの歌

近現代を聴き比べ

ミスター・パンチ/アンニック/老いぼれ猫の夢/おどけたポルカ

C級
聴き比べ
  • シシリエンヌ/ソナタ ニ短調 終楽章
  • タランテラ
  • ロンド・トッカータ/スペイン風のワルツ/炎のアパッショナート
D級
近現代を聴き比べ

組曲「こんなときに」よりⅠ.水あそびは面白いよ/Ⅳ.ライオンは、とても遠い国にいる/Ⅴ.ママのために

連弾・2台ピアノ
  • 連弾初級A
  • アイス・スケート/Rock Along/メリーさんの羊★/麦わら切りの歌/トリック オア トリート
  • 連弾初級B
  • 揺れるのろし★/「最初のお手柄」より No.4/おもちゃの兵隊★/トロルったら トロル/BIRTHDAY WALTZ
  • 夕べの歌/いなかの祭り/かわいいスケルツォ/ポロネーズ
  • 連弾初級C
  • さようなら/いっしょに おどろう
  • 50の連弾練習曲 第13番/不思議なパーティー/やったー!ゆうびん馬車がくる!★/ブッツェマンのダンス/おばあちゃんの踊り
  • 連弾中級A
  • クシコス ポスト/12の小品 ロマンス Op.66-9/子供の行進曲★/やまのこもりうた
  • 5つのワルツ より Op.8-2/ Op.8-4/スペイン舞曲 Op.12-1★/Op.12-5★
  • 連弾中級B
  • 月の絵画 Op.21より No.2/ワルツ マスカレードより★/休暇中 Op.38よりNo.3レッツ エンジョイ ア デュエット
  • 6つの小品 ロンド より Op.10a-1★/Op.10a-2/Op.10a-4★/ Op.10a-6
  • 2台ピアノ初級
  • カノン形式による6つの練習曲[2台ピアノのための]より第1番★/小組曲 Op.73 より第3曲 高貴なワルツ
  • 2台のピアノのためのソナチネ Op.129 第3楽章
★=過去の課題曲CDからピアノ曲事典に収載した音源等をご紹介しています
プロフィール
梅村知世
うめむら・ともよ◎ピティナ演奏会員、2010特級グランプリ。東京藝術大学・同大学院修了に際して多くの賞を受賞。ベルリン芸大でも学び、2016年、ロベルト・シューマン国際コンクール(ドイツ)で最高位を受賞するなど活躍。現在は、ベルリンと日本を往復しながら、演奏・指導・審査アドバイスなどで活躍。近年は、課題曲説明会講師・録音・特級三次予選公式伴奏者などを務め、いずれも好評を博した。
片山 柊
かたやま・しゅう◎ピティナ演奏会員、2017特級グランプリ。東京音楽大学ピアノ演奏家コース・エクセレンス、同大学院修士課程を終了後、母校で助手を務める傍ら、桐朋学園大学作曲科でも学び、ピアノ・作曲の双方に取り組む。作曲でも、奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第1位やピティナ特級セミファイナル委嘱作品の作曲など活躍。小日向ひなたとのユニット「東京○X問題」でポップスも演奏し、多方面のユニークな活動で注目を集めている。
北村 明日人
きたむら・あすと◎ピティナ正会員、2022特級グランプリ。東京藝術大学音楽学部附属音楽高校を卒業後に渡欧、チューリッヒ芸術大学・同大学院、及び帰国して東京芸術大学大学院を修了。この間、国内外の多くのコンクールに入賞した。特級グランプリ受賞後、ソロリサイタル、東フィル・シティフィル・新日本フィル・大阪響など主要オーケストラとの共演のほか、ピアノや他楽器の子供たちと各地で共演する教育的な企画にも積極的に参画し、その演奏と人柄に各地の共演者が魅了されている。
崎谷 明弘
さきや・あきひろ◎ピティナ正会員、2005年特級銀賞。パリ国立高等音楽院や東京藝術大学大学院に学び、東京芸大では博士号を取得。その間、日本音楽コンクール第3位、ブゾーニ国際第3位、ハエン賞国際優勝など、国内外の多くのコンクールで入賞を重ねる。デビュー以来60回を超えるソロリサイタルに加え、室内楽・協奏曲共演も多数。ユニークな解釈と正統的なアプローチの独特のバランスで高い評価を得る。現在は、神戸女学院大学ほか関西を拠点に後進の指導にあたる一方、審査員やステップ・アドバイザーとしても各地で好評を博している。
菅原 望
すがわら・のぞむ◎ピティナ正会員、2012年特級グランプリ。東京藝術大学・大学院を卒業後、ハンガリーのリスト音楽院で学ぶ。仙台フィル、芸大フィル、東京フィル、東京シティ・フィル他、国内外のオーケストラや奏者と共演する一方で、早くから教育活動にも熱心に取り組み、親しみやすい人柄とどのレベルや年齢にも対応できる普遍的な指導が各地で好評を集め、セミナー・レッスン講師やアドバイザーとしても引く手あまたの人気となっている。現在は、名古屋と出身地の仙台を拠点に、子供から大人まで多くの生徒を指導している。
鶴澤 奏
つるさわ・かなで◎ピティナ演奏会員、2012年特級銅賞。野島稔・よこすかピアノコンクール第1位受賞時には、審査委員長の野島稔氏に「けれん味のない音楽がそのまま楽曲の満ち足りた表現として十分に聴き手に伝わる」と高く評された。東京音楽大学ピアノ演奏家コースを首席で卒業後、バンクーバー音楽院で研鑽を積み、ショパンコンクールやエリザベート王妃国際コンクールの審査員を務めた名匠リー・カムシン氏に長く師事してその独特の美学を受け継いだ。管楽器を中心に、アンサンブル経験も豊富で、2024年から日本に拠点を移して新たな活動をスタートさせている。
ピアノデュオ ドゥオール(藤井隆史&白水芳枝)
「ワールドクラスのデュオ」と各誌にて絶賛を博すドゥオールは、国内外での活発な演奏活動に加え、リリースした全CDがレコード芸術誌にて特選盤、準特選盤に選出。彩の国さいたま、カワイ梅田&表参道でのセミナー、音大での講座等デュオの後進への指導にも力を注ぐ。2024年結成20周年を迎えCD2枚をリリースし全国各地にてリサイタルを開催。 藤井隆史:東京芸術大学大学院修了。文化庁、DAAD特別奨学生として独マンハイム音楽大学大学院(ソロ及びピアノデュオ科)に学び最優秀修了。現在武蔵野音楽大学、洗足学園音楽大学大学院講師。 白水芳枝:東京芸術大学卒業。野村文化財団、DAAD特別奨学生として独マンハイム音楽大学大学院(ソロ及びピアノデュオ科)に学び最優秀修了。現在国立音楽大学、洗足学園音楽大学大学院講師。 YouTube, Instagram, Facebook, X @pianoduoDUOR
瀬尾久仁&加藤真一郎 ピアノデュオ
桐朋学園ピアノ科に学ぶ瀬尾久仁と、作曲科に学ぶ加藤真一郎が在学中の1998年にピアノデュオを結成。ロストック音楽大学ピアノデュオ科、ミュンヘン音楽大学マイスター課程ピアノデュオ科を修了。ピアノデュオとして初めて文化庁在外研修員に選ばれA・コンタルスキー氏のもとで研鑽を積む。最難関のマレイ・ドラノフ国際2台ピアノコンクールで日本人デュオ初の第1位。国際ピアノデュオコンクール(ポーランド)第1位及びショパン賞のほか、ピティナをはじめとする国内外の主要コンクールで多数の受賞。CD「2 pianos」(Fontec/レコード芸術特選盤)、楽譜「やさしい2台ピアノ曲集」(音楽之友社)。NHK「ベストオブクラシック」「クラシック倶楽部」等に出演。セミナー、審査のほか、加藤は桐朋学園、国立音大で後進の指導にあたっている。
Duo K&R(川端慶子&柳瀬亮佑)
国立音楽大学在学中の2010年に結成された。シュトゥットガルト音楽大学大学院室内楽科、ロストック音楽大学ドイツ国家演奏家資格課程ピアノデュオ科を最優秀の成績で修了。ピティナ・ピアノコンペティション、シューベルト国際ピアノデュオコンクール(チェコ)、ローマ国際音楽コンクール(イタリア)など国内外のコンクールで高い評価を受け、2017年には、新設されたウルト・フィルハーモニー管のオープニングコンサート・ソリストに選出されるなど、ヨーロッパ各地の音楽祭やコンサートで活躍してきた。現在は、審査等を通じて後進の指導にもあたっている。
Piano Duo Sakamoto(坂本彩&リサ)
2021年、最難関として知られるARDミュンヘン国際音楽コンクールピアノデュオ部門において、日本人デュオとして初の第3位入賞するなど、国内外のコンクールで高い評価を得て帰国。日本センチュリー響、ウィーン放送響、東響、九響、パシフィックフィルハーモニア東京、広響、バイエルン放送響、日本フィルなどオーケストラとの共演、新作や現代曲の演奏など、デュオの魅力を存分に伝える積極的な活動で注目を集めている。姉妹ともに東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程ピアノ科で学び、ドイツ国立ロストック音楽・演劇大学 ピアノデュオ科修士課程、および同大学の国家演奏家資格課程を最優秀の成績で修了。