ピティナ・ピアノコンペティション

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審査員インタビュー:飯島弘雄先生

審査員インタビュー
着実なる飛躍
飯島弘雄先生(正会員)
武蔵野音楽大学音楽学部器楽科卒、文教大学元講師、プロシード・ピアノグレード顧問。ひたちなか(茨城/ 6 月18 日・19 日)、横浜菊名6(神奈川/ 7 月10 日)、北陸(石川/ 8 月8 日・9 日)の審査を担当。

今年も数ヶ所で審査をさせていただきました。どの地区でもほとんどの参加者が、該当級では高いレベルで真剣に演奏に取り組んでいる様子がうかがえました。それまでの努力と当日の演奏態度に心から拍手を贈りたいと思います。

ピティナ・ピアノコンペティションは、元々は全国の一般的なピアノ学習者の基礎的演奏能力を底辺から引き上げることを大きな目標として発足されたとも聞き及んでいます。それが現在ではスペシャリストの育成にも貢献できるほどのレベルの高いものになりました。しかし、だからといって参加するハードルが高くなったわけではありません。一定の基礎能力を持っていれば誰でも参加できるコンペティションなので、自分なりの目標を持って参加する方も多くいることと思います。全国大会で上位入賞を目指して頑張っている方、今は参加することに意義を感じている方、そして上達の足がかりを得ようと考えている方などがいると思います。参加することにより、練習内容の質の確かさや、当日の舞台上での体験が今後の大きなメリットになるのは間違いないでしょう。
そして、参加者自身の当初の目標に近づけたら、一つのハードルを越えたと思って良いのではないでしょうか。
その後は、次の目標に向かって進んでください。

審査員は、参加者の良い点と改善してほしい点について、個々人の観点から聴きます。時には演奏者が気付かなかった良い点や改善点を指摘されることもあると思います。その点はぜひ参考にしていただきたいところです。私自身も、レッスン生の改善点を他の先生に指摘されるまで、うっかり気が付かなかったこともあります。
コンペティションは、どんなに優れた演奏でも相対評価として結果が出ます。順位にこだわらず、点数と寸評が客観的な評価だと受けとめていただければ幸いです。コンペティション参加が今後の飛躍に繋がるように願っています。

(会報OUR MUSIC 366号掲載記事より)