ピティナ・ピアノコンペティション

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音高・音大を目指すみなさんへ 課題曲チャレンジ活用のすすめ

音高・音大を目指すみなさんへ
「課題曲チャレンジ」を活用して
進学準備を進めよう!
課題曲チャレンジ

新型コロナウイルス感染症拡大抑止のため、2020ピティナ・ピアノコンペティション(A2~F級)は「課題曲チャレンジ」として実施されることになりました。

2021年春に、音楽高校や音楽大学への進学を目指す皆様にも、ふだんの学校生活や先生とのレッスンに大きな支障が出ていることと存じますが、「この時期をどう過ごすか」が、音楽の進学のためにもとても大切です。

Episode:課題曲チャレンジは受験対策にも貴重な機会
大畑知子先生(茨城県・正会員)

コンペを目指して3月から課題曲に取り組んでいた生徒たちは、課題曲チャレンジにも、曲をしっかりと仕上げる目的で参加することにしています。予選通過を目指して4曲に取り組んでいた生徒にとっては、課題曲チャレンジでは必ず4曲の評価を頂ける機会となり、張り切って4曲ともに取り組むことができています。
また、音大受験を考えている高校生の生徒にとっては、当初、コンペへの参加は予定していませんでしたが、課題曲チャレンジだからこそ参加することになりました。近現代を選択する必要のない後期(2曲)では、バッハの平均律や、古典派のソナタ、ショパンエチュードなど、受験に欠かせない作品で提出することができます。演奏の途中カットもなく、最後まで弾いてきちんと評価していただくことができるので、受験の対策としても貴重な機会が得られました。受験生にとって、なかなか対面レッスンが難しい自粛期間に、課題曲チャレンジという目標があったからこそ、自分の音楽と向き合って、自立する時間になったのではないかと思います。

(1)先生方としっかり相談しよう

ふだんお世話になっている先生と進路を相談し、進学までに勉強すべき課題や曲目をしっかり整理しましょう。すでに高校や大学に進学した後にご指導いただく先生が決まってきている場合には、継続的に連絡を取り、ご指導を仰ぎましょう。

(2)学校のことを調べよう

進学を希望する高校や大学のウェブサイトを、しっかり読み込みましょう。入試情報はもちろん、教育方針やカリキュラムもこの機会に目を通し、入学後の生活をイメージしてみてください。素晴らしい学校がたくさんありますので、併願も見据え、いくつかの学校に目を向けることをおすすめします。

(3)勉強する作品の計画を立てよう

まだ、たっぷり時間があります。この時間を有効に使い、入試で演奏する候補曲をいくつか譜読みし、自分なりに仕上げるところまで行ってみましょう。秋以降に選曲を絞り込む段階でも、取り組んだ曲が多いほど、選択肢が広くなり、受験当日に自分の力を出し切れる納得いく選択ができます。

また、毎年異なる課題が発表される学校もありますが、例年の課題曲も確認しながら、今のうちに自分の技術的な課題を克服し、音楽性を広げるために、受験に限らない多くの作品に触れておきましょう。ぜひ先生と相談してみてください。

さらに、ソルフェージュや音楽理論の基礎固め・徹底確認など演奏以外の必要事項は、まさに今こそしっかりやっておくべき学習です。しっかり時間を取って取り組みましょう。

音高・音大を目指すみなさんへ
武田真理先生(ピティナ理事・メディア委員長/東京音楽大学客員教授)

ピアノ学習者の皆さん、音高・音大を目指している皆さん
いかがお過ごしですか。今までとは全く生活スタイルが変わり戸惑いを隠せないこととお察しします。でもこのような状況を少しでもプラスに働くようにすることが大切です。自分がやりたいことをやれる時間はいつもより持てると思います。練習は勿論、曲に対する様々な事柄を調べたり他の曲を聞いたり、自分の演奏を録画して客観的に聞いてみるのもとても効果的です。
ピティナ課題曲チャレンジも大いに活用されるといいと思います。自分の納得出来る演奏を録画に作成することは大変な労力が必要です。こういう時期だからこそ音楽の大切さを実感しているに違いありません!
志を強く持って皆で乗り越えていきましょう!

「課題曲チャレンジ」を活用しよう!

大半の学校の入学試験に、バッハの平均律や組曲、古典ソナタ、ショパンのエチュード、そして自由選択曲などが課されます。これらの作品は、「課題曲チャレンジ」でも課題に指定されています。

◇課題曲チャレンジは、みなさんを応援します
  • 今年は、対象年齢による級の制限なく提出可能!
  • 曲の組み合わせを変えた複数回のエントリーが可能!
  • 近現代を含まないチャレンジ(2期チャレンジの後期)も可能!
    例: ベートーヴェンのソナタ + ショパンエチュード で提出OK
◇課題曲チャレンジ、入試対策の3つのメリット

(1)動画撮影で、演奏をブラッシュアップ。自らの課題に向き合える
(2)経験豊富なピアノ指導者・ピアニスト陣が、あなたの長所と課題を親身にアドバイス
(3)早い時期に候補曲を一度仕上げておくことで、余裕をもった準備ができる

ピティナ「課題曲チャレンジ」は、音高・音大への進学を目指すみなさんを応援しています!

課題曲チャレンジに参加しよう!