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- 福田靖子賞選考会20周年
福田靖子賞基金に寄付してくださった皆様、支援していただいた皆様に心より御礼申し上げます。
隔年で実施される福田靖子賞選考会には、これまでに素晴らしいピアニストの皆様が集まり、その多くが目覚ましい活躍をされています。選考会に参加された皆様、一人ひとりへの感謝とエールを、まずはお伝えします。
この活動は20年前に、選考と派遣を目的としてスタートしました。その後、加藤事務局長の尽力により、130回ものマスタークラスなどを通じて今では単なる奨学金給付団体の域を超え、「アカデミー」と名乗れるような、あるいはスポーツ業界でいう「日本ジュニア選抜」のような活動になってきています。福田靖子本人が生きていたら、どんなにか喜んだことでしょう。
このような活動が信頼を得て、多くの方々からご寄付をいただけるようになりました。その結果、若きピアニストたちの支援を充実させるための基盤が整いつつあります。この場を借りて、あらためて寄付者の皆様へ心からの感謝を申し上げます。
福田靖子賞基金は今後もピアニストたちへの支援を継続し、さらなる発展を目指します。そのためには、皆様のご支援が不可欠です。奨学生たちの努力が実を結び、音楽家としての未来を築けるよう、皆様とともに応援してまいります。
個人的な話になりますが、第1回選考会が実施された2003年は、私がピティナ本部事務局に入局した年です。右も左も分からないまま初めてのコンペの仕事をこなした夏の終わりに、福田専務理事や先輩スタッフが第1回福田靖子賞選考会の会場から戻り、「関本さん・田村さんなど素晴らしい方々に参加していただいた」「レッスンと最終審査の組合せも大成功だったね」と熱く語り合っていたのを、ぼんやりと覚えています。第2回から、ふとしたご縁があって現場に入り、若いピアニストの皆様が、純粋に、ひたむきに、時に悩みながら、それでも勇気を振り絞って音楽に立ち向かう(まさに「立ち向かう」と形容したい情熱!)さまを目の当たりにし、その後、福田靖子賞基金の活動を通じて彼ら・彼女たちと歩みを共にしたことは、私自身にとってもかけがえのない時間となりました。
多くの方にご支援・ご指導をいただき、日本の未来を担う若い音楽家の皆様の一助となりますよう、ますます充実した活動を展開していければと考えております。今後ともご支援の程よろしくお願いいたします。
福田靖子賞準賞(第2位):田村 響
優秀賞第1席(第2位):崎谷明弘
優秀賞第1席(第2位):實川 風
優秀賞(第2位):中村芙悠子
優秀賞(第2位):桑原志織
8月 |
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9月~12月 | マスタークラス
ダグ・アシャツ
(スウェーデン)
Dag Achatz
ローナン・オホラ
(イギリス)
RONAN O'HORA
ヴォイチェフ・シフィタワ
(ポーランド)
Wojciech Świtała
ブルーノ・リグット
(フランス)
Riggtto, Bruno
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2024年3月ごろ | 福田靖子賞選考会20周年記念「寄付者の集い」を開催予定! |
公益財団法人福田靖子賞基金では皆様のご支援・ご寄付を募集しております。
若いピアニストたちが、国内外でさまざまな音楽文化に触れて多くの刺激を受け、自らが音楽・ピアノを勉強する意味をじっくり見つめる経験は、社会に貢献する高い能力と意欲をもったプロフェッショナルな音楽家に育っていくうえで必須のもので、それによって、日本の音楽文化の質を向上させてゆくことは、ピティナ創設者である故・福田靖子の願いでもありました。
若い音楽家への教育企画・マスタークラス等を通じた支援にご賛同いただける方のご篤志をお待ちしております。