2023年度コンペティション、一部の部門の要項を先行発表!
2023年度コンペティションの概要と、特級~G級・グランミューズ部門・2台ピアノ部門の応募要項を先行発表します。コンペティションソロ部門(A2~F級)・デュオ部門(連弾)を含む全容は、2023年3月1日に発表します。来年度は、特級~G級一次予選も実地開催を中心としたものに戻して実施します。また、2019年以来4年ぶりに「2台ピアノ」を再開します。動画企画である課題曲チャレンジ・準本選(名称変更予定)も引き続き開催予定。来年も、ぜひピアノ学習の指針と楽しみに、ピティナ・ピアノコンペティションをご活用ください。
特級・Pre特級・G級・Jr.G級参加要項
共催:J:COM浦安音楽ホール(特級二次・三次)
会場協力:サントリーホール、第一生命ホール、大阪音楽大学(予定)、桐朋学園大学、名古屋音楽大学、武蔵野音楽大学、音降りそそぐ武蔵ホール
2023年度参加要項PDF
会場協力:サントリーホール、第一生命ホール、大阪音楽大学(予定)、桐朋学園大学、名古屋音楽大学、武蔵野音楽大学、音降りそそぐ武蔵ホール
2台ピアノ部門 参加要項
2人で描く世界の魅力
特級入賞者に聞く「2台ピアノ」の世界
特級ファイナルで感動的なコンチェルトを披露した森永冬香さん(2022銅賞)・山縣美季さん(2020入選)は、2017年、2台ピアノ上級で第1位を受賞しています。高校生の夏、2人で挑んだ「2台ピアノ」の思い出と魅力を伺いました。
森永冬香さん
2022特級銅賞/2017 2台ピアノ上級第1位
2台ピアノでは、ソロや連弾の時とはまた違った世界が楽しめます。音の重なりがより立体的になり、お互いの個性も存分に活かせてとても魅力的です。「宇宙一楽しむ」これはあの頃の私たちの大切な合言葉でした。2人で練習を重ねていく時間は本当に楽しかったです。最初は、感じている音楽が違うのか、全然タイミングが合いませんでした。しかし徐々に同じ音楽を感じられるようになり、最後は私たちならではの音楽を作ることができました。あの夏の時間は今も私にとってとても大切な宝物です。
今回参加される皆様が、楽しんで演奏出来ますように、また素敵な音楽に出会えますように、心から応援しています。
山縣美季さん
2020特級入選/2017 2台ピアノ上級第1位
あの夏、舞台の上で、2台のピアノで会話をしていたあの時間は、宝物のような時間です。あのときの高揚感、幸福感はずっと忘れられません。2台ピアノは、2人で細やかな会話をしながらも、エネルギーが1人で演奏する時とは比べ物にならないくらい溢れていて、楽しくて仕方がありませんでした。あの時の私たちの合言葉「宇宙一楽しむ」は、今思うととても高校生らしいですが、音楽を心から楽しむことの大切さを思い出させてくれる、特別な言葉です。相棒である森永さんとたくさん話してたくさん笑って、共に音楽をする中で、私に無いものを直に感じ、新しい私も見出すことができたような、非常に勉強にもなる夏でした。
今年もあの舞台で、様々な会話が繰り広げられ、ずっと心に残るような素敵な音楽が生まれることを楽しみにしています!
★ 2017年度入賞者記念コンサートでの演奏
ラヴェル:ラ・ヴァルス