バロックのアーティキュレーションについて考えてみよう(2026)

アーティキュレーション
について考えてみよう
ピアノを演奏する際に欠かせない「楽譜」には、何が書かれているでしょうか?
音の高さや長さを表す音符の他に、文字や数字、線や記号などが、書かれているかもしれません。どういった内容が書かれているかは、もちろん曲によっても違いますが、同じ曲でも楽譜によって異なる場合があります。
特に違いが大きいのは、スラー、スタッカート、テヌートなど、音と音を区切ったり、つなげたりすることで、音楽に表情を付ける「アーティキュレーション」に関する記号です。
アーティキュレーションは、作曲家自身が書いたものもあれば、楽譜の校訂者によって後から書かれたものもあります。
特にバロック時代には、演奏者がその場で即興的にアーティキュレーションを付けて演奏する習慣があり、アーティキュレーションは、演奏者、また演奏する機会それぞれによって異なっていました。
色々な楽譜を見たり、演奏を聴いたりして、「どんな風に弾きたいか」を考え、あなたのアーティキュレーションを探してみてはいかがでしょうか。
『YouTube課題曲聴き比べ』では、同じ曲を複数名のピアニストが演奏している曲があります。また、CDやストリーミング配信等を利用して、様々なピアニストの演奏を探すこともできるでしょう。
同じ曲を、色々なピアニストの演奏で、どのようなアーティキュレーションを付けて弾いているのか、演奏を聴いて楽譜にアーティキュレーションを書き込む「アーティキュレーション聴音」をやってみるのはいかがでしょうか。
「バロック白楽譜」(東音企画)は、あらかじめアーティキュレーションが何も書かれていない楽譜です。「白楽譜」を使ってアーティキュレーション聴音をしたり、自分が弾きたいアーティキュレーションを書いてみたりして、自分が気に入ったアーティキュレーションを見つけてみましょう。
- ダウンロードボタンより、PDFの白楽譜がダウンロードできます。何枚も印刷して、何通りものアーティキュレーションを書いてみましょう。
出版:株式会社東音企画
石井なをみ先生(バロック白楽譜 監修)による、複数種類のアーティキュレーションや演奏のポイントを記載した「ガイドブック」を近日中に発売予定です。 東音企画オンラインショップ 限定での取り扱いとなります。
講師:石井なをみ
自分で考え、書き込んで完成させるアナリーゼの導入学習に最適な「バロック白楽譜」を、全曲解説していくシリーズセミナーです。第1巻の全曲を紐解きます。
講師:クラウディオ・ソアレス
諸説入り乱れるバッハの演奏解釈。研究と実践の中で導き出されたアーティキュレーションについての考え方と、バロックスタイルの指導法の可能性を、基本レクチャーと頻出教材の公開レッスンで紐解きます。
講師:鳥羽瀬宗一郎
第16回日本バッハコンクールの課題曲を使った公開レッスンです。バロック作品やポリフォニー曲ならではの指導方法を、実際のレッスンから汲み取っていただけます。
講師:實川風
バッハの音楽を学ぶ上で必携の「インヴェンション」。全15曲それぞれの構造を解説いただきながら演奏をお楽しみいただけるコンサートです。

