ピティナ・ピアノコンペティション

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準本選審査員インタビュー:酒井郁江先生

準本選審査員インタビュー
準本選で夏の区切り! 開催に感謝!!
酒井郁江先生(正会員)
国立音楽大学卒、文化創造塾塾長、鯖江ゆめいっぱい☆ステーション代表、虹のはし合唱団ミュージカルプロデューサー。準本選ではA2 級・A1級・連弾の審査を担当。

今年は通常の形でコンペが行われるであろう⋯そう思い願っていたのですが、本選直前に生徒からの感染の電話に絶句、やむなく欠席。

新型コロナウイルスに加え、今年は予期せぬ異常気象まで。全国各地で大雨の被害がありました。私の住んでいる福井県は北陸トンネル手前で土砂崩れがおき、鉄道、道路共に経路を断たれ行くすべがなく、飛行機で東京経由で現地に向かった方もおられました。このように、全国の予選本選で様々な不測の状況に遭遇した方々に、本選曲で準本選に参加でき、そして動画審査で評価もついてくるという機会はありがたかったのではないでしょうか。

今年は開催2 回目で、まだ皆さまに浸透しきれておらず、申し込みを逃した方もおられたかとは思いますが、まずは動画を撮ってみて、参加された方はとてもいい経験をされたことと思います。

動画を拝見し、皆さまのピアノに対する意気込みや熱心さが画面の中からありありと伝わってきて、とても嬉しい気持ちになりました。皆さんにとっては夏のひと区切り!となられたことでしょう。

審査ですので点数をつけましたが、入賞かどうかは本当に僅差でしたので、まずは積極的にこちらの企画に参加されたことを誇りに思い、今後の練習の励みにされてください。来年の状況は誰にも予測できませんが、今後も何らかの形でこの凖本選が行なわれるとよいなと感じております。

(会報OUR MUSIC 366号掲載記事より)