ピティナ・ピアノコンペティション

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参加者インタビュー:深津天馬さん

参加者インタビュー

深津天馬さんは、11月26日に行われた第76回全日本学生音楽コンクール中学の部全国大会で、見事に第1位を受賞されました。おめでとうございます。


深津天馬さん(G級銅賞)

中学生では1曲のみ・短時間でのコンクールが多いため、勉強のためにまとまったプログラムに挑戦したいと思いピティナ・ピアノコンペティションG級に参加しました。選曲のテーマは「戦争と平和」、世界情勢を汲みつつ好きなロシア作品を取り入れました。

昨年中2 で初めて同級に参加、二次予選で自分の演奏がこじんまりしていると感じ、どうすれば自分だけの音を響かせスケールの大きい演奏ができるか一年かけて取り組みました。今年は気後れせず自分の音楽を精一杯誠実に響かせることに集中しました。全国大会では夢の第一生命ホールで、作曲家がどんな思いでこの曲を作ったのかを自分の頭と心と体を通して伝える機会をいただき、昨年からの自分の成長を実感でき嬉しかったです。

2歳からソルフェージュ、4歳からピアノを習い、これまで多くの先生方に音楽を教えていただきました。先生が常に何を教えてくれようとしているのかを主体的に考え、受け身にならない対話を大切にしています。初めて僕にピアノで表現する喜びを教え今も応援してくださる金内三恵子先生、そして現在師事している、僕のやりたいことを信じ音色を引き出して育ててくださる廻由美子先生、理論的なことが好きな僕にロジカルに弾きながら教えてくださる鈴木弘尚先生に感謝しています。

僕は大好きなピアノを一生勉強していきたいと思っています。自宅から学校が遠いためピアノにかける時間が限られていますが、ピアニストと医師になるのが夢です。

ピアノと勉強は相乗効果があると思っており、一方向のみに捉われず自分の世界を広げながら、両方楽しんで高めていきたいと思っています。

(会報OUR MUSIC 366号掲載記事より)