初指導者賞インタビュー:一村理奈先生
初指導者賞インタビュー
今年のコンペティションでは、新人指導者賞30名を含む、542名が指導者賞を受賞しました。
今度は生徒たちと前を向いて
一村理奈先生(指導会員)
今夏、私が2010年にF級の全国大会で演奏させていただいたホールに、全国大会デュオ(連弾)の指導者として入場することができました。指導者賞を頂けたことは、とても大きな喜びでしたが、指導者として全国大会に参加させていただけたことも感慨深いものでした。
高校卒業後フランスで5年間学び、その後2019年にピアノ教室を開校致しました。教室にある私のトロフィーや盾を見てコンクールに興味を示す生徒が多く、昨年より積極的にコンペティションに参加させていただいています。コンペティションを通して集中力や積み重ねの大切さ、最後までやり遂げる力、人前で音楽を表現する楽しさなどを学んで欲しいと思い、指導にあたっています。
生徒たちは結果に一喜一憂するのではなく、そこまでの過程や努力した自分自身の成長に喜びを感じ、さらに意欲的にピアノ学習に取り組んでくれているように感じます。また、今年参加した生徒たちの頑張りに刺激を受け、来年のコンペティション参加を希望する生徒も増えてきています。
私自身が8年間真剣に取り組んだピティナ・ピアノコンペティション。その経験を活かしながら、これからは指導者として生徒と共に学び成長できるよう精進したいと思います。
(会報OUR MUSIC 366号掲載記事より)