新人指導者賞インタビュー:犬塚沙希先生
新人指導者賞インタビュー
今年のコンペティションでは、新人指導者賞30名を含む、542名が指導者賞を受賞しました。
学習を通して自分自身をもっと好きになるために
犬塚沙希先生(指導会員)
ピティナの指導会員になって3年が経ちます。年々、コンペに参加する生徒さんも増え、今年は初めて全国大会に出場することができました。
普段のレッスンでは、未就学から大人の方まで指導しています。弾かれる曲は様々ですが、どのレッスンでも生徒さんと一緒に考えることを大切にしています。特にコンペの曲は、長い期間をかけて深めることになりますから、その1曲を一生の宝物のように思ってもらうために、ここにはどんな仕掛けがある?これはどんな場面?一番好きなところはどこ?…などと色々な話をします。
同時に、ソルフェージュやテクニックなどの「いつものレッスン」の延長上にコンクールはあり、その曲だけを仕上げることが目的とならないよう気を付けています。
コンペの舞台を継続して経験することは、前回の自分に負けないように努力をすることであり、その積み重ねは、ピアノだけでなく、生きていく上で、心の大きなエネルギーになると信じています。
現在、私自身も演奏に向き合って先生方からたくさんのアドバイスを頂いています。これからも勉強を続け、生徒さんと一緒に成長していきたいと思います。
(会報OUR MUSIC 366号掲載記事より)