コンペインタビュー:参加者編1~指導と並行し、自身のステージで全国大会出場へ
今年は待ち望んでいた55歳以上のC カテゴリーが新設され、年齢を重ねても気負わずに参加する機会が得られたことを大変嬉しく思います。
2018年にピティナ指導者ライセンス全級合格後、次の目標として同年にグランミューズA2カテゴリーに出場し、地区本選まで進みました。それ以来、ほかのコンクールやステップにも挑戦するようになり、演奏することが私の生き甲斐となっていきました。子どもたちも独立し、自由な時間が多く持てるようになったので、時間があればいつもピアノに向かっています。
初めての演奏では緊張で最後まで弾くことすらできませんでした。ホールやピアノの違いによって弾き具合は大きく変わります。しかし経験を積むことで、瞬時に演奏に集中し、実力が出せるようになりました。また、先生方の講評を多く頂くことで、曲の解釈や気づきを得て、自分の世界を拡げる助けになっています。他の出演者の魅力的な演奏にも毎回心が引き込まれ、刺激を受けました。
今回のコンペに向けて、ステップに二回、地区予選も二回出場し、いずれも地区本選に進むことができました。本番では間違えずに上手く弾くことではなく、私の想いを届ける演奏を心掛けました。曲の場面ごとに気持ちを切り替え、ご指導いただいた先生の言葉を思い浮かべながら演奏した結果、幸いにも一位通過で全国大会に進むことが出来ました。
ピティナの学びのおかげで、私の音楽人生がますます豊かになりました。私自身が様々な課題に向き合い、挑戦する姿を見せることで、少しでも生徒の糧になれば嬉しく思います。そして、今後も「すべての人に音楽の喜びを伝える」という想いで、笑顔の溢れる教室を目指していきます。
コロナ禍での開催の中、ご尽力賜りました関係者の皆さま、ご指導頂いた先生方には心から感謝申し上げます。