第43回コンペ入賞者記念コンサート YouTube動画公開!
来場を関係者のみに限り、ライブ配信を行った今年の入賞者記念コンサート。ライブ配信はのべ35,000の再生、最大同時視聴者は2,300を数えました。
当日足を運べなかった方から、一般の音楽好きまで、名演の数々を新たに編集された映像でお楽しみください。
- 著作権の関係上、公開していない動画もございます。ご了承下さい。
◎撮影 / 編集 ビデオクラシックス
今年の入賞者記念コンサートはA1級、この4月から小学生になる杉山功太さんによる「ショパン:エチュード ヘ短調 Op.25-2」で幕開け。
長谷川祐音さん(D級)の「ラ・カンパネラ」、後藤美優さん(F級)の「マゼッパ」というリストの超絶技巧曲の合間に、安井あめりさんの(E級)の祈りのバッハ、加古彩子さん(G級)の表情多彩なドビュッシーと、入賞者記念コンサートらしい進行。
特級の2人、黒木雪音さんの万感の「ショパン:ノクターン第3番 ロ長調 Op.9-3」、亀井聖矢さんの民族的リズム豊かなアルベニスも、もちろん聴き逃せません。
第2部は邦人作曲家3名に始まり、ドビュッシー、モーツァルト、ショパンの馴染みの名曲から「シャミナード:主題と変奏 Op.89」、「サン=サーンス:第5協奏曲のフィナーレによるトッカータ Op.111-6」など、珍しい選曲も。
上位級の金賞は堂々の演奏。野村 友里愛さん(F級)の「ラフマニノフ:楽興の時 Op.16より 第1、4番」、神原 雅治さん(G級)の「ブラームス:ピアノソナタ第3番 へ短調 Op.5 第1楽章」、嘉屋 翔太さん(Pre特級)の「ショパン:ポロネーズ第7番 変イ長調 Op.61「幻想ポロネーズ」」と、実力を示す貫禄の名演となりました。
連弾では、演奏者同士が互いの手のポジションを入れ替える様子が、上からのアングルで捉えられています。(宮本 信毅&東出 瑛皇ペアの演奏) 2台ピアノでは並列配置による「グリーグ:「ホルベルク組曲」より前奏曲 Op.40-1」と対向配置による「シャブリエ:3つのロマンティックなワルツ より 第1番 ニ長調」で、映像ならではの掛け合いの妙を、耳と目でお楽しみください。
室内楽では、亀井 聖矢さんとポローニア・クァルテットが「ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.81より 第3、4楽章」で共演。「画面越しでもみなさまに曲の魅力がしっかり伝わるよう、そして皆さんを元気づけられるよう、頑張ります! 」( 事前インタビューより)という言葉の通り、曲の魅力が伝わる瑞々しい演奏になりました。
ライブ配信では主に2つのアングルでお届けした入賞者記念コンサート。後日公開の編集版は、新たなアングルを加え、「音楽の流れと息づかいをしっかりと捉えた映像」に仕上がっています。
演奏者の手の動きが見える上からのアングル、表情を捉えたピアノ正面からのアングルなど、ピアノ学習者にも音楽好きにも必見の映像となっております。
編集は今年もビデオクラシックス様。毎年、特級セミファイナル・ファイナルの映像も制作いただいております。
ピティナYouTubeチャンネルでは、過去の入賞者記念コンサートの動画も公開中です。
角野隼斗さん(2018特級グランプリ)や亀井聖矢さん・黒木雪音さんの過去の出演動画も併せてお楽しみください。
バーンスタイン:キャンディード序曲
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカからの3楽章」 より 第1,3楽章