ピティナ・ピアノコンペティション

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第43回コンペ作文コンテスト結果発表!-6- 入選2作品

ピティナ・ピアノコンペティション作文コンテスト結果発表

2019年度コンペ作文コンテストの入賞作品を、毎週2作品ずつご紹介いたします。
今回は、入選に選ばれた2作品を全文掲載します。 入賞作品の結果一覧はこちら

ピティナ・ピアノコンペティション作文コンテスト

作文:入選
だから れんだんは やめられない
横川 芽凪 (長野県・小学3年生・B級、連弾初級Cに参加)

 ガタン。またケンカが始まった。今日もれんだんのれん習で姉がポイントを教える。わたしは、先生から、そんなアドバイスもらっていないのに姉は言う。それでもがくふどおりにひかないと、と。

 わたしは、さく年ピアノのはっぴょう会で姉と初めてれんだんをした。そのときは、ケンカしなかった。なんでだろう。姉とひくのが楽しくて楽しくてたまらなかった。二人で作る音は、さいこうの音色だった。

 なんでだろう。姉の言葉がトゲトゲ聞こえる。発ぴょう会であんなに楽しくていたのに。なぜピティナは、ケンカ。わたしの言葉もだんだんトゲトゲしてきた。くやしくてなきたい気もちがケンカになった。けっきょくわたしと姉は、よせんの当日までケンカしていた。ケンカ、ケンカ、ケンカ、当日までケンカ。

 れんだんは楽しい。二人のいきがそろうから。姉妹でのれんだんは、毎日たくさんれん習できる。そして一番近くでささえあえる。いきがあったときは、とても気分がいい。本番当日お家ではケンカしたけれど、会場では姉が手を温めてくれた。そしてやさしい言葉をかけてくれた。けっかはしょうれいしょう。もう一歩れん習が、できていたら、あのときわたしが姉の言葉を聞いていたら、かわっていたのだろうか。

 わたしは今、二こ下の妹とれんだんのれん習をしている。妹に教えるのはむずかしい。ケンカもした。それはいいえんそうにしたい姉の気もちであったのだろう。でも妹の気もちを知っているから、わたしは妹にやさしくしたい。姉とやるときは、アドバイスをきちんときこう。れんだんの楽しさをしっているからやめられない。その気もちは、来年のコンペにとっておこう。

がんばり方
後庵 萌音 (東京都・小学6年生・C級に参加)

 「後悔しないがんばり方を見つける。」

 これが、今年の私のコンペの目標だった。
毎日、私の一番の友だちであるコピちゃんにむかい、がんばり方をさがしていた。コピちゃんは、私の心のピアノだ。成長するため、がんばり方を見つけるため、コピちゃんとの時間を大切にしていた。本選の前は、毎日先生との熱いレッスンが続いた。

 そして、本選前最後のレッスンの日。深呼吸をし、ベルをならした。

 レッスン中のこと。いきなり息をするのが苦しい気がした。でも、それはすぐにおわり、その後はもう何もなかった。

 レッスンがおわり、外にでると、ふいに、なきだしたいような気もちになった。何度も深呼吸をし、家に帰った。はじめての感覚だった。いままで経験した感情のどれとも似ていない、というか比べるものもなかった。

 そのレッスンは、午前中だったので、午後も練習していた。しかし、もっとつらくなってきた。ピアノの音をきくだけで、なきだしそうになったのだ。本当に不思議だった。

 そして、とうとう本番をむかえた。曲目は、ベートーヴェンのソナタと、ブルグミュラーの大雷雨。自分の全てをだしきれたと思う。

 全国大会にいけなくても、そこまでくやしくなかった。少しのくやしさはあったが、それより今の自分をつくせたことが嬉しかった。

 そして改めて考えてみた。あの時のなきだしたい気持ちはなんだったんだろうか。考え、考え、だんだん答えが見えてきた。

 それは、音楽の本当のすばらしさを知ったから。

 それは、今まで知らなかった音楽のはてしなさに気づいたから。

 そして、気がついた。今年のコンペでは、「自分なりに成長すること」ができたのだと。
人に勝つことも大切だけど、それ以上に自分に勝つことも大切なのだと。

 自分基準で大はばに成長することができた。全国にいけなかったけどあまりくやしくなかった。そこからまた、気づくことがあった。私が見つけたがんばり方、それは「自分なりに成長すること。」私の目標は、達成だと思う。それは、がんばり方を見つけられたから。そして、自分なりに成長することができたから。

 これからも、自分なりに成長したいと思う。そして、ピアノで学んだいろんな力を、他のところでも発揮していきたい。

 最後に、私を成長させて下さっている鎌田裕子先生、いつもあたたかく協力してくれる家族、そして心の友だち「心友(しんゆう)」のコピちゃん、本当にありがとうございました。